
鎌倉の静かな佇まいの中に息づく古民家宿「AKAMA鎌倉」。この特別な空間で、3月12日・13日の二日間にわたり、料理界の巨匠・奥田政行シェフを迎えた特別イベントが開催されました。奥田シェフは山形・庄内地方の食材にこだわり、地産地消のリーディング・シェフとして知られる存在です。
本イベントでは、奥田シェフの代表的なスタイルである「オイル寿司」を、日本酒や日本ワインとのペアリングとともに楽しむ贅沢な時間が提供されました。完全予約制で限定24名のみが味わえたこの特別な体験の詳細をご紹介します。
奥田政行シェフとは
奥田政行シェフは1969年生まれ。2000年に「地場イタリアン」を掲げるレストラン「アル・ケッチァーノ」を山形県庄内地方にオープンし、地域の食材を最大限に活かした料理で知られています。2004年より山形県庄内総合支庁「食の都庄内」親善大使を務め、地域の食文化の発展に貢献。
さらに、イタリア・スローフード協会の国際本部「テッラ・マード2006」にて「世界の料理人1000人」に選出されるなど、国内外で高い評価を受けています。2012年にはスイス・ダボス会議「Japan Night」にて料理責任監督を務め、2016年にはイタリア・ミラノで開催された世界野菜料理コンテスト「The Vegetarian Chance」にて世界3位を受賞。
その後も、「酒サムライ」や辻静雄食文化賞、文化庁長官賞など多数の受賞歴を誇り、2020年には銀座に「織音寿し」をオープン。現在も国内外で多くの飲食店を経営・プロデュースしながら、地域食材を活かした革新的な料理を提供し続けています。
イベント概要

完全予約制で、各回限定12名というプライベート感あふれる空間で、奥田シェフの手がける18貫の「オイル寿司」とスペシャリテの数々が提供されました。
奥田政行シェフと「オイル寿司」の魅力

銀座「織音寿司」仕込みの独創的な寿司

例えば、白身魚には柑橘系のオイルを、脂ののった魚にはハーブオイルを使用するなど、ネタごとに異なるアプローチが施されました。一巻ごとに新しい発見があり、まさに寿司の概念を覆す体験でした。
佐島漁港の新鮮な魚を使用

ploughによる特別なペアリング

また、ノンアルコールペアリングの提供もあり、アルコールが苦手な方でも十分に楽しめる内容となっていました。
参加者の声と感想

「一貫ごとに味わいが異なり、ネタの持つ本来の味を存分に楽しめました。」
「オイルと塩の組み合わせが絶妙で、ペアリングのお酒とも相性抜群でした!」
AKAMA鎌倉の落ち着いた古民家の雰囲気の中で、食の新たな可能性を感じるひとときとなりました。
まとめ

AKAMA鎌倉では、今後も「食」と「空間」の魅力を最大限に活かしたイベントを企画していく予定です。鎌倉の古民家宿で特別なひとときを過ごしたい方は、ぜひ今後のイベント情報もお見逃しなく。